同じレジェンズなのに、すごいと思った

人間社会に溶け込んで、バーを経営して、きびきび働いて大人で

一方俺はと言うと、行く所も頼る人も無く、野垂れ死にしそうになった所をこの人に拾われて今に至る



「この店を一緒に手伝ってくれないか?」

「でも…っ…俺なんか何も出来ないしきっと迷惑かけるだけだし…っ!」

「いいよ、ここにいてくれるだけでいいんだ」



なんだかプロポーズされてるみたいでくすぐったくて

ダンディさんを見ると、ダンディさんの方がずっと気恥ずかしそうに笑って言った

…一人は以外に淋しいんだ

ああこの人は本当に俺を必要としてくれてるんだ−



初めて誰かに頼られたのが嬉しくて

はいっ!て元気良く返事しようとしたけど

涙が出そうになったから慌てて抱き着いた



ダンディさんはそんな俺に、温かいミルクを入れてくれて、頭をぽんぽんってしてくれた

ガキじゃないんスから…って言葉は、泣くのを我慢するのに必死で

どうしても言えなかった









「ダンディさんって罪な男っスよね」

「…何の事だ?」

「別に〜…何でもないっス」




ダンディさんのおかげで好きになったものが3つある

子供な自分、ホットミルク


それと





最後の一つはいつか本人に直接言えたらなって思う






































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